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小野豆の棚田 (2005年9月24日) 兵庫県上郡町(平家伝説の里)
小野豆の棚田 (2005年9月24日) 兵庫県上郡町(平家伝説の里)_b0025821_11344919.jpg 国道2号線から千種川の沿って上月町に行く途中に上郡町があるが、ここに壇ノ浦で敗れた平経盛が隠れ住んだという小野豆(おのず)という集落が山の上にある。
 兵庫県の棚田保全指定地区に指定されているし、昨年からは棚田交流人が入って保全活動をしているので、一度訪ねてみたかったのだが、いつでも行けると思うと案外行く機会がない。

 昨日は上月町に宿泊して、今日は正午頃引き上げたので時間があり、念願かなって寄ることができた。

小野豆の棚田 (2005年9月24日) 兵庫県上郡町(平家伝説の里)_b0025821_11353633.jpg 車一台がやっと通れるくらいの山道を登って、やっと小さな集落を見つけた。ちょっと平らなところはおそらく数反しかないだろう。コンバインが入らないのか、あるいはイベントとして実施したのか、刈った稲はハサ掛けで天日干しにしてあった。

 上のほうで刈り払機の音がするので見上げると、ボランティアの方が数人で草を刈っていた。疲れていたので登ってまでみる気にはならなかったが、おそらく休耕田が多いと思われる。

 現在は滅多に人がこないような山奥でも大規模な棚田のある地区は、かつては街道が近くを通っていたり鉱山があったりして人口が多かった地域だが、ここにはそのような気配がない。このくらいの規模の棚田はほとんどの棚田がそうであるように、単に住民の食料生産の場であったということかもしれない。たまたま里と離れた山の中にあったので、平家伝説が生れたのだろうか。しかし赤穂や相生の港からそれほど遠くないことを考えると、平家の落ち武者伝説も根拠のないことではないかもしれない。
by tetuji_t | 2005-09-25 11:37 | 考える事
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